コンサルに必要なスキルとは？｜人間力や信頼関係が強く求められる

一流のコンサルに求められるのは、スキルは当然のことながら、高い人間力とクライアントとの強固な信頼関係

当サイト運営会社で、コンサル特化の転職支援サービスを展開しておりますが、様々な方にお会いしているとコンサルスキルを高めることにしか視点が行ってないケースが多々あります。
新卒採用でコンサルになりたい大学生であればわかるのですが、中途未経験者の方であっても結構あるのだなと実感し今回はコンサル勘違い（スキル編）についてまとめてみたいと思います。

コンサルの仕事の中でも難易度が高い仕事は？

以前ご紹介した「そもそもコンサルタントの仕事とは？｜適性や向き・不向きを知って転職の失敗を防ぐ」において、実際のコンサルの仕事として以下をあげました。

1.リサーチ
2.仮説構築＆検証
3.問題点・課題の原因追及
4.課題解決
5.クライアント変革
6.営業

論理的思考力、ドキュメンテーションスキル、ファシリテーション能力等は当然のことながら、コンサルに求められるスキルは幅広くかつ深いものとなります。ただ、これらのある意味“コンサルっぽい”スキルのみを研磨すれば良いと勘違いされている場合があります。

「4.課題解決」における勘違い

課題解決を何でも自分一人でやらなくてはいけないと思い込む勘違いです。自分でどうにかしなくてはいけないと思い、つらくともスキルと知識の向上に努め続けるものの、結果として知見のないケースにおいて課題解決に時間がかかって時すでにおそしor適切でないといったことが起きてしまいます。
スキルだけに頼らず、適切な識者にアドバイスを求め、クライアントの最適な期間で成果にコミットするという選択肢があります。なにより、それができるように社内、社外で様々な有識者との人脈形成が重要です。
※ かといって自分で考えずに人に聞きまくってたら、これは最悪ですね。

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「5.クライアント変革」に必要なスキル

コンサルタントはクライアントに対して最大限の成果をもたらすべく、様々なスキルを駆使し1から4までの各仕事に徹底的に取り組み、ロジックに支えられた「5.クライアント変革」を行います。

コンサルファームに業務を依頼するクライアントの多くは、役員や社員の方がコンサルと同等もしくはそれ以上に優秀であり、そういったクライアントであれば、論理的に正しい、まさしく正論をもってアプローチすることで、スムーズに理解と協力を得てクライアント変革につなげることができます。さらに、こういったクライアントの場合には、論理に支えられた営業をすれば、次の案件もしっかりと獲得ができるでしょう。

しかし、実際にはロジックがどんなに正論であろうが相手次第で話が通じないケースは結構あります。特に感情的な判断をするようなお客様だと苦戦します。この状況の打破は論理的うんぬんではないので、どうしても難しいです。コンサルは高学歴者が多く、これは結構なストレスです。論理が通じない相手に対してどう打ち手を変えて、こちらのもっていきたい方向性に動かしたり説得するかはコミュニケーション力と時に忍耐力も必要です。

「5.クライアント変革」には、論理的なアプローチだけでなく、クライアントの懐に入り込み、時には泥臭く動き、さらにクライアントの経営陣等と強固な信頼関係を築くことが求められるのです。ただし、これにはコンサルファーム毎に考えが異なり、これを良しとするファームもあれば、否とするファームもあります。

「6.営業」スキルも必要

形がなく、価値を目で見せづらく、かつ非常に高いフィーとなるコンサルティングの営業難易度も「5.クライアント変革」同様かなり高いと言えます。
コンサルファームに営業専任はほぼおらず、経営パートナークラスが営業を行うのも、難易度が高いがゆえです。
初回訪問で知見と実績を見せつけ、経験に裏付けられたトークをし、高い信頼を得ないと仕事は取れず、引き出しが多くないと到底できません。