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グローバルのコンサルファームの社員数をまとめてみた(Big4・アクセンチュア+α) [2024年度版]
[2023年度版]と比較し約1.5%の増加(8社全体)、複数社で人員削減の傾向
全世界に拠点を持つ主要なコンサルティング企業(Big4やアクセンチュアを始めとする大手コンサルファーム)8社の社員数をまとめてみました。
目次
日本国内版:Big4・アクセンチュア+α コンサルファーム社員数
日本国内においては、2023年から2024年にかけて1社をのぞいた残り全てのファームにおいて社員数が増加していました。全体で平均約15%増加した結果となっており、昨年から引き続き拡大傾向にあります。全体の数字だけ見ると、さらに今後もコンサルティング業界は拡大していきそうですが、1社が減少に転じていること、さらに次章以降で紹介するグローバルでの各社の数字を見てみると、一概に拡大していきそうとは言えなさそうです。
日系主要ファームの具体的な数値につきましては、2024年9月にご紹介しております。そちらの記事を参照ください。
Big4・アクセンチュアなどの総合系コンサルファームの国内社員数をまとめてみた [2024年度版]
それでは、同時期のグローバルの社員数にはどのような傾向があったのでしょうか。見ていきましょう。
(本題)グローバル版:Big4・アクセンチュア+α コンサルファーム社員数
Big4やアクセンチュアなど、主要なグローバルファーム8社について調査しております。
各ファームの公開情報(コーポレートサイト)から以下のような結果となりました。各社の数値を出しているタイミングが揃っているわけではありませんので、その点についてはご容赦下さい。
また、Big4については、コンサルティングサービスだけでなく、監査やTAXなども含まれた全体での数字となっており、IBMやTCS(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)なども、全体としての数字となっております。
・Deloitte(デロイト)460,000人
・Ernst & Young (アーンスト・アンド・ヤング)392,995人
・PwC (プライスウォーターハウスクーパース)370,000人
・KPMG 273,000人
・Accenture(アクセンチュア) 774,000人
・Tata Consultancy Services(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)601,546人
・IBM 282,200人
・Capgemini(キャップジェミニ)340,000 人
*いずれも順不同、略称
社員数増加率と考察
2023年と2024年を比較し、各社の増加率を算出してみると以下のような結果となります。
・PwC +12.8%
・Accenture +5.6%
・KPMG +3.0%
・Deloitte +0.7%
・EY -0.6%
・IBM -2.1%
・TCS -2.2%
・Capgemini -5.4%
*増加率の高い順、略称
昨年は増加ペースが鈍化しながらも、全8社が社員数を増加させていました。しかし、今年に入り、複数のコンサルファームで社員数の減少が見られ、業界全体に変化の兆しが現れています。その結果、8社全体の社員数の増加率はわずか1.5%にとどまり、昨年と比較して明らかに鈍化しています。
先日、PwCが米国で従業員1,800人を削減すると報道されるなど、複数のファームが人員削減を行っており、コンサル業界全体で人員削減の動きが一層顕著になっています。
コンサルの需要が急速に拡大した時期に積極的に従業員を採用しましたが、その需要が落ち着いたことで現在従業員数が過剰となっている点や、コスト削減のためテクノロジーを積極的に活用している点も人員削減の要因として考えられます。
執筆者
- 平日はコンサル、土日はアメフト選手として活動中。一流なコンサル・アメフト選手になれるよう日々奮闘中。最近の悩みは、パンプアップし過ぎてスーツが着れなくなってきていること。
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