2025年振り返り|人気記事や注目記事からコンサル業界トレンドを総まとめ
コンサル業界2兆円市場の成熟、「量」から「質・安定」への転換
2025年も残りわずかとなりましたが、当メディア「コンサルのあんなこと、こんなこと」を閲覧いただきありがとうございました。当メディアも9年目を迎えておりますが、毎週何かしらのコンテンツやニュースを発信して参りました。2025年は約80本の記事コンテンツ、約130本のニュースを発信しており、コンサル業界のトピックは相変わらず活況です。
当メディアで発信してきた情報を通して、この1年のコンサル業界を振り返ってみたいと思います。結論からお伝えすると、2025年のコンサルティング業界は引き続き活況であるものの、ますます成熟が増しており、「量」から「質・安定」にシフトしつつありました。
また、読者の皆さんの反応が良かった記事や、編集部として読んでみてもらいたい記事も今一度紹介します。
目次
コンサル業界の全体像2025
日本のコンサルティング業界がどういった企業で構成されているか、どのようなコンサルティングテーマで構成されているかはカオスマップで確認いただくのが間違いあいません。ブティック系コンサルティングファームは、毎年増えており群雄割拠な状況は強まるばかりです。
コンサル業界の活況
コンサルティングファームの売上は分解すると非常にシンプルなもので「人数×単価×稼働率」で構成されていますので、ファームの社員数を見ていけば、ビジネスが伸びているか落ちているかを知ることができます(単価や稼働率が極端に変化することはないという前提)。社員数については最大手のアクセンチュアについてコラムで取り上げ、それ以外では大手ファームの子会社設立についても記事でご紹介しました。ブティック系コンサルティングファームの社員数も全体では増えてきており、2025年も引き続き活況なように見受けられます。
いずれも記事公開時の数値となってしまっておりますが、上場しているファームの株価や時価総額も定量的な業界状況を知ることができる情報です。
落ち着きを見せるコンサル業界
一方で、社員数がマイナスに転じているようなファームも出てきており、主要ファームが一様に好調なわけではなさそうです。不調というわけではなく、採用を厳選化することによる社員数減、コンサルタントの質向上のために一時的に踊り場にいるような印象です。
業界の市場規模動向と予測でも、今後は頭打ちになっていくことを読んでおり、概ね予測通りになっている印象です。
読者の皆さんからの反応が良かった記事
PVが伸びた記事は多くありましたが、訴訟について寄稿した2つのコラムは1年を通して見られ続けた記事となりました。ネガティブなことや他人の不幸というのは概してヒトの興味を引くものですが、具体的な情報が公に出てくることが少ない秘匿性の高い業界で、訴訟という形で内情が露呈したことで注目を集めたものと思います。(各社が公表しているような事例インタビューやベストプラクティスを読んでも、あまり面白くないというのもありますしね)
読者の皆さんに是非読んでほしい記事
面白テーマ、勝手に考察テーマなどを発信しているのも幣メディアの特徴と思いますが、以下の2つは「コンサルのあんなこと、こんなこと」らしさが出ているコンテンツだと編集部としては考えています。転職にもフリーランス独立にも役には立たないですし、具体的な業界動向を知ることにはつながりません。ただ、コンサルタントという職業の解像度をあげることにはつながると思いますし、コンサルタントの皆さんからすると、「あぁ、なんかわかるわ」と言ってもらえような記事になっているかと思います。
最後に。
コンサルティング業界を取り上げるメディアやサイトは多くありますが、その大半が転職や案件紹介に関係するテーマのものとなっています。採用切り口のインタビューや面接突破のためのテーマ、ファーム各社や業界理解に役立つ情報が多くあふれています。
「コンサルのあんなこと、こんなこと」でもそういった情報(転職希望者やフリーランス向け情報、一覧情報等)を取りまとめて、発信してはいますが、上述の訴訟に関する記事や、コンサルのプライベートを垣間見せるような記事など、読者に愉しんでいただけるコンテンツも多く発信してきましたし、これからもそうしていきたいと思います。
幣メディアの当初の目的通り、コンサル業界の活性化を目指したwebメディアとして、外から見るコンサルティング業界と、内から見るコンサルティング業界の違いや、現役コンサルタントだからこそ言えることなどの情報発信に2026年以降も努めて参ります。
[v335]
執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
-
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
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外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
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